このタイトルを見て、「ホテルが動く?」「何だ?それは?」と思われた方も多いかと。
正確に言うと、まるでホテルのような船のことです。
そんな船、これまでにもありそうだけど、日本初!!ってのは???
それは、LNG(液化天然ガス)と重油それぞれを燃料として使用できる高性能Dual Fuelエンジンを搭載したフェリーだからです。
ちなみに、二酸化炭素の排出量を従来に比べ約26%削減、硫黄酸化物をほぼ排出しない環境性能を達成し、環境負荷を低減できることなどから、
「内航船省エネルギー格付け最高評価(☆☆☆☆☆)取得」
「シップ・オブ・ザ・イヤー2022 大型客船部門賞」
「第24回物流環境大賞」
を受賞しています。
ここで、このフェリーのことに触れますと、大阪~別府間を航行している太陽のマークでおなじみの「さんふらわあ くれない・むらさき」でして、ゴールデンウィークを利用して乗船しましたので、ここからは、その体験記を少しお届けします。
さんふらわあ
乗船してまず思ったことは、「豪華!!!!!」の一言。
映えますね~📷
3層吹き抜けのアトリウムは、今や日本のフェリーでも珍しい存在では無くなっていますが、高級感が漂っていました。その要因となっているのが欄干に配された竹細工の文様で、日本の伝統が持つ格式も感じられました。また、プロジェクションマッピングのできる天井では、出航後、大阪の観光地などが案内されていました。
アトリウムには、こんなテーブルも。タッチパネルで様々な情報を確認できます。
客室ですが、今回私はデラックスウィズペットルームを予約。7部屋も準備されているので、予約の際に争奪戦にならないのも嬉しいです。ペット連れの旅が認知されてきている証拠ですかね🐶
部屋もアトリウムと同様にベッドの上の飾りなど高級感が漂っており、窓の外の景色を眺めないかぎり、動いていることを忘れさせるエンジンの静けさや振動の少なさからホテルに泊まっていると勘違いしてしまいそうでした。
今回こんな素敵なフェリーに乗船し、船主である商船三井さんが取り組まれている「5つのサステナビリティ課題」の中でも、特に
「Safety & Value -安全輸送・社会インフラ事業を通じた付加価値の提供-」
「Environment -海洋・地球環境の保全-」
「Human & Community -人の活躍と地域社会の発展-」
「Innovation -海の技術を進化させるイノベーション-」
が体現されていることを感じました。
こんな取り組みの先に、持続可能な社会が待っているのでしょうね。
私も出来ることをコツコツと👣
営業 N